通関手続きとは関税法の第六十七条によると 「貨物を輸出し、又は輸入しようとする者は、政令で定めるところにより、当該貨物の品名並びに数量および価格 (中略) その他に必要な事項を税関長に申告し、貨物につき必要な検査を経て、その許可を受けなければならない。 (輸出申告又は輸入申告の手続)」 と定められています。
ではその輸入通関業務・手続きについてその概要と注意点を解説させて頂きます。
輸入通関手続きに必要な書類:
1.輸入申告書:輸入する商品の詳細を記載する書類。
2.商業インボイス:取引の詳細を示す請求書。
3.パッキングリスト:商品のパッキング内容を示すリスト。
4.原産地証明書:商品の原産国を証明する書類(必要に応じて)。
法令や規制についての注意点:
1.関税法
*関税の適用:輸入品には関税がかかるため、税率や税額の確認が必要です。
*原産地の確認:原産地によって関税率が異なる場合があるため、正確な原産地表示・証明が重要です。
2.輸入規制
*特定品目の規制:食品、医薬品、化学物質、危険物などには特別な規制があり、輸入許可が必要な場合があります。
*植物防疫法・動物検疫法:植物や動物に関する商品は、検疫が必要です。これに従わないと輸入が禁止されることがあります。
3.製品安全基準
*JIS規格やISO規格:特定の製品には日本国内での安全基準に適合する必要があります。
*消費生活用製品安全法:消費者に影響を与える製品に対しては、安全性が求められます。
4. 知的財産権
*商標法・著作権法:輸入品が他者の知的財産権を侵害しないか確認する必要があります。侵害があった場合、輸入が差し止められることがあります。
5. 環境関連法
*化学物質管理法:特定の化学物質については、輸入時に規制があるため、事前に確認が必要です。
*リサイクル法:特定の製品にはリサイクルに関する義務がある場合があります。
6. 取引に関する法律
*消費税法:輸入時には消費税がかかるため、適切に申告し納付する必要があります。
注意点
*法改正:法律や規制は随時変更されるため、最新情報を常に確認することが重要です。
*専門家への相談:複雑な規制が多いため、通関業者等の専門家に相談することをお勧めします。
結論
我々ジェイケイ・ロジスティクス(株)は輸入に関わる様々なご相談を承ります。
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