「通関は土日も動く?」EC事業者が知るべき、週末のリードタイム問題
金曜の夜、お客様からの注文が続々と入ってくる。週末はECサイトにとって最大の掻き入れ時です。しかし、その人気商品が海外から到着したばかりだとしたら…?
「商品は金曜に日本に着いたはずなのに、お客様への発送が週明け火曜になってしまった」
このような経験はございませんか?このリードタイムの遅れの裏には、「通関」と「土日」という、EC事業者様にとって見過ごせない大きな壁が存在します。
今回は、この週末のリードタイム問題の原因と、お客様の満足度を下げずに販売機会を最大化するための解決策を、物流のプロが解説します。
原則、税関は土日に動かないという現実
まず知っておくべき大原則は、税関の窓口業務は、基本的に土曜日、日曜日、祝日は行われていないということです。 開庁時間は平日の日中(例:8時30分~17時)に限られます。 これが何を意味するかというと、海外から輸送された貨物が金曜日の午後に港や空港に到着した場合、通関手続きが開始されるのは早くても週明けの月曜日午前中から、ということになります。 つまり、貨物は金曜の到着から土日を挟んで丸2日間以上、ただ蔵置され、待機することになってしまうのです。これを私たちは「金曜の壁」と呼んでいます。
「金曜の壁」がECビジネスに与える3つの悪影響
たった2日間の遅れ、と侮ってはいけません。このタイムラグは、24時間365日動き続けるECビジネスにとって、様々な悪影響を及ぼします。
1. 顧客満足度の低下:お客様は「注文すればすぐに届く」ことを期待しています。サイト上に「在庫あり」と表示されているにも関わらず、発送が週明けにずれ込むと、「遅い」という不満やクレームの原因となり、リピート率の低下に繋がります。
2. 販売機会の損失:テレビやSNSで話題になり、週末に需要がピークに達する商品を扱っている場合、この遅れは致命的です。本来であれば最も売れるはずだった土日に在庫がなく、競合他社にお客様が流れてしまう可能性があります。
3. キャッシュフローの悪化:商品は日本に到着しているのに、販売できず現金化できない状態が続きます。在庫は資産であると同時に、キャッシュフローを圧迫する要因にもなり得ます。
解決策は「365日稼働の物流パートナー」との連携
「税関が休みなのだから仕方ない」と諦める必要はありません。重要なのは、通関が許可された後の動きをいかにスムーズにするかです。 ここで真価を発揮するのが、私たちJK-LOGISTICSが提供する「365日出荷対応」の物流サービスです。 多くの物流倉庫が土日を休日とし、月曜から業務を再開する中、私たちは週末も休むことなく稼働しています。 これにより、どのような差が生まれるのでしょうか。 月曜の朝イチに通関が許可された場合… 一般的な倉庫:月曜の午後に荷物を受け入れ、検品作業を開始。早くても出荷は火曜日以降。
JK-LOGISTICS:月曜の午前中に即座に荷物を受け入れ、検品・棚入れ作業を開始。当日中の出荷も可能です。 私たちは、通関許可後のタイムラグを極限まで圧縮します。金曜日に到着した商品でも、週明けすぐに販売可能な状態へと移行させ、お客様へのお届けを1日、2日と短縮することができるのです。
ECビジネスにおいて、週末のリードタイムは競争力を左右する重要な要素です。 「金曜の壁」を乗り越え、お客様の期待に応え続けるために、物流のあり方を見直してみませんか? 週末のリードタイムや国際輸送に関するお悩みがあれば、ぜひ一度、365日お客様のビジネスを止めない私たちJK-LOGISTICSにご相談ください。
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